【初心者向け】MT4とは?使い方やダウンロード方法、主な機能まとめ
MT4とは、MetaTrader 4の略称であり、外国為替取引(FX)や株式取引のプラットフォームとして、世界中で広く使われています。
MT4は、多彩なテクニカル指標やチャート分析機能を備えており、自動売買も可能なため、投資家にとっては非常に便利なツールです。
本記事では、そんなMT4の使い方や機能などについて詳しく解説していきます。
記事を最後までチェックすれば、MT4に関することが一通り分かりますよ。
MT4は、1999年にロシアのMetaQuotes Softwareによって開発された取引プラットフォームです。FXや株式取引など、多くの投資家に利用されています。
MT4の特徴は、自動売買が可能であり、多彩なテクニカル指標やチャート分析機能が備わっている点です。またカスタマイズ性が高く、インジケーターやEA(Expert Advisor)と呼ばれる自動売買プログラムを導入することもできます。
またMT4は多言語に対応しています。
MT4には以下5つの特徴があります。
それぞれ詳しく解説します。
MT4の最大の特徴は、自動売買が可能であることです。
自動売買とは、投資家が事前に設定したルールに従って自動的に売買を行うことを言います。
MT4では、EAと呼ばれる自動売買プログラムを利用することができます。EAを使うことで、投資家は自分の手でトレードすることなく、自動的に利益を上げることができます。
MT4は、多彩なテクニカル指標とチャート分析機能を備えています。
テクニカル指標とは、チャートの値動きを分析するための指標のことです。MT4では、多種多様なテクニカル指標を利用して、投資家は市場の動向を予測することができます。
またMT4のチャート分析機能は、シンプルなラインチャートから、複雑なキャンドルスティックチャートまで、幅広いチャートの種類を利用可能です。さらに、チャートの見た目も自由にカスタマイズすることができます。
MT4は、投資家のニーズに応じてカスタマイズが可能であり、多数のインジケーターやEAが存在するため、自分にあった設定でトレードを行うことができます。
投資家は、自分でEAやインジケーターを開発することも可能です。
また、MT4は自分のパソコンにインストールして利用することができます。そのため、インターネットに接続されていない環境でも利用することができます。
前述の通りMT4には、数多くのインジケーターやEAが存在しており、投資家はその中から自分に合ったものを選択することができます。
これらのツールは、MT4上で簡単に利用することができ、トレードの効率を上げることができます。
VPSとはバーチャルプライベートサーバーの略で、簡単に言うと「24時間クラウド上で利用できるレンタルパソコン」です。
自宅のパソコンから、クラウド上にあるもう一つのパソコンにアクセスをして、MT4を利用できます。
通常のVPSでは、複雑な設定が必要です。
しかしMT4を快適に使うことに特化したFX専用VPSを使えば、サーバーに関する知識がない方でも気軽にMT4を利用できます。
FX専用VPSとしては、お名前.comデスクトップクラウドが有名です。
MT4の使い方を、以下4つの観点から解説します。
それぞれ詳しく見てみましょう。
MT4を利用するためには、まずMT4のソフトウェアをダウンロードする必要があります。
MT4のダウンロードには、MT4を提供しているブローカーのウェブサイトからダウンロードする方法と、MT4の開発元であるMetaQuotes Softwareのウェブサイトからダウンロードする方法があります。
MT4を起動すると、取引画面が表示されます。取引画面左側にはチャートが表示され、右側には注文画面が表示されます。
チャートの上部には、通貨ペアの選択やチャートの種類の変更、インジケーターの追加などが行えるツールバーがあります。
注文画面では、買い注文や売り注文を出すことができます。また、トレーリングストップや利益確定の設定など、細かい注文設定も可能です。
MT4には、移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンドなど、多数のテクニカル指標やチャート分析ツールが搭載されています。これらを利用することで、市場の動向を分析し、トレードの判断材料とすることができます。
移動平均線は市場のトレンドを把握するのに役立ち、MACDは移動平均線の差を利用したテクニカル指標で、買いシグナルと売りシグナルを示します。
RSIは買い圧力と売り圧力のバランスを示します。ボリンジャーバンドは、価格の変動幅をグラフに表すことができます。
これらのテクニカル指標やチャート分析ツールを活用することで、市場の動向を把握し、トレードの判断材料とすることができます。しかし、これらの指標はあくまでも参考として使用し、確実なトレードを行うためには、他の分析方法やリスク管理の知識が必要不可欠です。
MT4ではEA(Expert Advisor)と呼ばれる自動売買プログラムを設定することができます。
EAは、あらかじめ決められた取引条件に基づいて自動的に売買を行うため、取引の効率化や自動化を図ることが可能です。
EAを設定するには、まずMT4の「ツール」メニューから「メタエディター」を選択し、プログラムを作成します。プログラムを作成するには、プログラミングの知識が必要ですが、MT4には簡単なプログラムのサンプルも用意されています。
作成したプログラムは、MT4の「ナビゲーター」ウィンドウの「エキスパートアドバイザー」タブにドラッグ&ドロップすることで、EAとして使用することができます。
EAを使用する際は、取引の条件やロット数などを設定し、自動売買を開始することができます。ただし、EAはあくまでもプログラムに基づいて自動売買を行うため、プログラムの品質や取引条件の設定などによっては損失を出す可能性もあります。
そのため、EAの設定や使用には慎重な判断が必要です。
MT4を使用する際の注意点
MT4を使用する際の注意点は以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
MT4は、現在ではMT5に引き継がれたため、インターフェースがやや古いという欠点があります。しかし、インターフェース自体は直感的でわかりやすく、MT4の使い方を習得すれば問題なく操作することができます。
MT4を提供するブローカーによっては、スプレッドが高い場合があります。スプレッドは、取引コストの一部を占めるため、高いスプレッドはトレードの利益を減らすことになります。
MT4は、多くの投資家が利用する取引プラットフォームです。多数のテクニカル指標やチャート分析機能を利用して、市場の動向を予測することができます。
また、カスタマイズ性が高く、多くのインジケーターやEAが存在しているため、自分に合ったトレード環境を作ることができます。
MT4の使い方を学ぶためには、基本操作からチャート分析機能やインジケーター、EAの使い方まで学ぶ必要があります。また、スプレッドが高いなどの欠点もあるため、ブローカーを選ぶ際には注意が必要です。
以上が、MT4についての概要となります。
投資家は、自分に合ったトレードプラットフォームを選ぶことが重要です。MT4は多くの投資家に利用されているため、MT4の使い方を習得することは、今後のトレードに役立つことでしょう。
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